地方ならではの有給取得理由
大分県の日出町で社会保険労務士事務所を開業しております、森本と申します。
2019年4月から、
年に10日以上年次有給休暇が付与されている人については、
5日以上の取得が義務化になりますね。
もう3か月を切っていますが
特に人員に余裕が無い中小企業にとっては
戦々恐々といった改正だと思います。
有給については色々と議論されていますが
今回は趣向を変えて、
地方ならではの有給の取得理由を
少しばかり挙げていきますね。
私は長い事大阪で働いていましたので
地元に帰ってきて中小企業の管理部門で働き始めてから
大阪ではあまりなじみの無かった
有給取得の理由を耳にする事がありました。
①田植え・稲刈り
田舎なので、会社に勤めながら
農業もするいわゆる兼業農家の方が
意外とおられます。
そういった方々は、
田植えや稲刈りの時期は
お休みをとられる方も多かったですね。
でも、季節的なものがありますので
同じような時期に休みが一斉に集中するので
なかなか調整は大変でしたね。
②住んでいる地区内の行事
田舎は、結構地区の行事が多く
集会や祭りなどで
休まれる方もおられました。
住人が少ないために
地域の自治会の役員も
頻繁にまわってくるために、
役員になるとどうしても
そういった行事には出席しないといけない事が増えるようですね。
③近所のお葬式
近所の方に不幸があった場合
昔ながらの仕組みで
助け合うという制度が残っています。
葬儀社が無かった時代には
集落で葬式をしていた名残でしょう。
地元に戻ってしばらくは、
独特の仕組みに戸惑う事も多かったのですが
地方で社労士という仕事をする以上は
都会での、あまり労働環境の良くなかった
企業での勤務経験を踏まえつつも
こういった地域特有の
慣習などについても考慮しながら
提案をしていかないといけませんね。
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