田舎ならではの職場環境
大分県で社会保険労務士事務所を開業しております、森本と申します。
私の住んでいる地域は田舎なのですが、都市部で仕事をしていた時とは違った職場環境が存在していました。私も地元に帰って、中途採用で就職したときに感じたのですが
それは、従業員同士が会社以外でも顔を合わせる場面が非常に多いのです。都会では企業数も多いですし、公共交通の利便性もあって通勤できる範囲もかなり広いですから、あまりそういった状況を目にする事は無かったですが
例えば職場では「上位職者」であっても、地域の行事では「後輩」としての立場であるとか
会社では上司・部下という関係でありながら、プライベートでは同じ学校の同じ学年のPTAの知り合い同士だったとか
そういった事が往々にして起きやすいのです。
人口が少なくて、尚且つ電車など交通インフラが不便で職場の数自体が少ないと、職場でも顔を合わせ、プライベートでも顔を合わせという状況になりやすい訳です。
こういった環境では地域での立場を職場に持ち込んでしまって、なぁなぁになりやすいという難しい側面を持ち合わせている事になります。ですからことさらに職場内でのコミュニケーションと従業員間の良好な関係性の重要性が増し、
上長は、「地域の行事ではあなたのほうが先輩ですが、会社では私が業務内容をお伝えするという職務を仰せつかっていますから、ご理解いただいたうえで対応をしてください」という立場で、
部下は、「それは当たり前です。仕事は仕事、地域行事は地域行事ですから」
といった関係をお互いが築いている事が重要になってきますし、そういった方針付けや指導を会社全体で取り組まないといけません。
東京や大阪のような就業環境ではないという事を踏まえ、地方ならではの特色は生かしつつも、職場内の決まりを守り継続的に企業が発展していく為の仕組み作りを考える事が大分県のような地方部では大切だと思う経験でした。
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